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 扇子には大別して、薄板を綴ったもの、紙を貼ったもの、絹等布地を
貼ったものに分けられます。
 薄板を綴ったものは白檀扇(びゃくだんせん(涼を取る・装飾用))と
桧扇(ひおうぎ(儀式・装飾用))。
 紙を貼ったものは、夏扇(なつせん(涼を取る・装飾用))、
茶扇(ちゃせん(茶道用))、舞扇(まいおうぎ(舞踊用))、
祝儀扇(しゅうぎせん(婚礼用))、豆扇(まめせん(人形・装飾用))、
能扇(のうおうぎ(能・狂言用))、有職扇(ゆうそくせん(儀式用))、
香扇(こうおうぎ(香道用))など。
 絹等布地を貼ったものは、絹扇(きぬせん(涼を取る・装飾用))となります。
 このように用途により、色々な種類の扇子が生産されています。